特別支援・福井会場報告
福井での特別支援セミナーは敦賀、奥越に続き3会場目です。
今回の福井会場ではADHAD役のついた模擬授業や場面指導、高橋氏の講座と内容が豊富であり、参加者の声も好評でした。
特に場面指導では石丸氏、川上氏のからみが迫真であり、対応する吉田晴美先生、田畑先生も苦慮する場面が見られました。ベテランである両氏もどう対応するか悩む場面をみて、クラスにADHDやASの子どもが複数いる場合はかなりの負担であることが見てとれました。
第3講座の高橋氏の講演も、教師の仕事とは何かを考えさせてくれる素晴らしいものでした。授業はもちろんそれ以外でも、どのようにA君の力を伸ばし、進路決定にいたったか具体的に語りました。
■日時 平成22年4月18日(日) 午前10時〜12時
■場所 福井県教育センター
■後援
福井県教育委員会
越前市教育委員会
■4.参加人数
一 般 15名(教員・講師)
事務局 9名
合 計 24名
■5.講座内容
- 講座1【模擬授業】
- 算数(村上) 国語(刀祢) 理科(尾川) 数学(橋本)
- 講座2【場面指導】
- 場面指導1 図工の時間の後、水洗い場で絵の具を洗っていたA君。となりの友達がかけた水に急に怒り出し、叩きまくる。周りの子が注意してもやめない。教師はどうするか。
場面指導2 職員室にいた教師を子どもが呼びに来た。「先生、A君が椅子を投げています。」駆けつける途中で話を聞いたが詳しいことは分からない。いきなりだという。教室には大勢の子たちが集まっていた。
障害児役 <石丸、川上> コメント<真柄>
- 講座3【中学校からの報告 自立への道】
- <高橋正和>
- 講座4【Q&A】
- <講師全員>
■参加者
一般参加 15名
事務局員 9名
計 24名
■参加者の感想
・場面指導はとても迫力がありました。先生の体験を踏まえての児童・生徒役をしてくださりよかったです。「自分だったらどうするか・・・」とてもよく頭が回転しました。こういうシミュレーションは大切だと感じました。「まずは全体に少し難しい、なおかつ時間のかかる作業指示を出す。その後、個別対応。」という定石がわかりました。
身に付くように実践していきたいと思います。
・ADHD,アスペルガー障害を持った子どもへの対応についてはもちろん参考になりましたし、個よりも全体優先の原則を実践して頂いて今後役に立つだろうと思います。教師としてのモチベーションも上がり、大変有意義な講義でした。ありがとうございました。
・高橋先生のお話、メモを取るのも忘れて聞き入ってしまいました。一人一人を大切にしなければいけないということを肝にめいじたいと思います。
・今回のセミナーでは特に私のような若い学生にも聞いて欲しいと思うものでした。学生の私でも(というか学生だからこそ特に)勉強になります。また他の学生を誘って来たいと思います。本当にありがとうございました。
・川上先生、石丸先生の役割演技、ほんとうにすばらしく子どもたちのことをよく見て考えていらっしゃるんだと感心しました。具体的な内容でよく分かりました。
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