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「形づくり」では、形の認識力の差が大きく、簡単に分かる子もいれば、なかなか理解ができない子もいる。いきなりこの単元で「色板を並べてこの形を作ってみよう」と言ってもどうしてよいか分からない子もいる。例えば△一つをとっても、少し方向が違っているだけで、どうなっているのか分からなくなってしまう。
そこで、まず、△の色板1枚だけから始め、色々な方向に回してみることで、△をどう回せば、どのように見えるのかを理解させる。次に、△2枚で□を作らせることをいろいろなってみる中で、□を作ることに慣れさせる。
その後、教科書の形を見せ、□を見つけたり△を見つけたりすることで、形をどう作ればよいかを自然に理解させることができると考えた。
これは、次時の△が何枚でできているかを見つけさせることにも、有効であった。薄い方眼紙の隠れている線を伸ばして□を見つけ、□は更に2つに分けて△にすることで、本時の授業と結びつき、考えやすかったようだ。
また、電子掛け図デンカケを使うことで、自分で準備せずとも、児童と同じ絵を提示することができ、便利であった。今回、特に、P.68については、色板が何枚でできているかが、1クリックで現れるので、分かりやすかった。(教科書:啓林館)
(教授用色板1枚を提示する。)
向きを変えて、色々と置き換えてみる。
□を作り、向きを変えて置き換える。
啓林館「わくわく算数」デンカケ2のP67を提示する。
書いた数を挙手させた後、デンカケの絵をみんなで数える。
デンカケの絵で示させる。
机の上に□の部分だけを作らせる。
教師用色板で黒板に貼ってみせる。
デンカケで示させ、その部分を付け加えさせる。
同様に、ヨットや飛行機も作らせる。
(教師)啓林館「わくわく算数2上」デンカケ 教師用直角三角形色板
(児童)三角形色板16枚(足りない場合は、友達と協力して作らせる。)
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