主人公の少年が、川で雑魚を釣りながら「えびフライ」とつぶやいている場面を、数回音読する。
すべての意見を出させる。
など。
見本を板書する。
少年は、父親が盆土産に買ってくる「えびフライ」がとても気になっている。それは「どうもそいつが気にかかる」(P77・L17)という所から分かる。「父親がわざわざ東京から盆土産に持って帰る」(P79・L7)ことに対して、「とびきりうまいものにはちがいない」(P79・L7)と期待する一方で、少年はえびフライというものを「まだ見たことも食ったこともない」(P78・L14)のである。だからこそ、「正直いって土産が少し心もとなかった」(P78・L13)のである。これは、土産の中身が正体不明なため、期待と不安の入り交じった気持ちであることを表している。
本文を引用して、それに解説・解釈を加えるという基本形を教える。
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