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村上睦/CO2テキストを効果的に使う地球温暖化の授業(3)


CO2テキストを効果的に使う地球温暖化の授業(3)


TOSS福井 村上睦

概要 「地球温暖化とそのしくみ」
地球温暖化によって平均気温がどのくらい上がるのか、そしてなぜ温暖化が起こるのかを理解させる。CO2テキストの流れに沿ったコンテンツで授業を進め、時間のまとめにテキストを使用した。


 地球の平均気温の変化


説明 地球の気温の変化を表したグラフです。(画面)

説明 西暦700年から2000年までの平均気温の変化を表しています。

説明 このグラフでは、1960年ごろの気温を基準としています。(画面)

説明 つまり、過去1300年間の気温は、1960年ごろとくらべて、どのくらい高かったのか、あるいは低かったのかが分かります。


発問 昔は今より気温が高かったのですか?低かったのですか?


指名発表。

説明 過去1300年間の気温は、今より低い状態が続いていました。


発問 何度ぐらい低かったと思いますか?


列指名。

説明 グラフを見ると、基準の気温からマイナス1度の間を上下しています。


説明 つまり、一番気温が低かったころでも、今より1度低いだけだったのです。


発問 1900年から2000にかけて、気温はどうなっていますか?


指名発表。

説明 気温が上がり始めています。

発問 では、今から100年後の2100年にはどのくらい気温が上がると予想されているでしょう? 予想を書きなさい。


列指名。

説明 見てみましょう。(画面のグラフをドラッグして少しずつ見せていく)


説明 予想気温なので幅があります。最小値、つまり「少なくてもこれぐらいは上がるだろう」という気温が、1.1度です。


発問 最大値、つまり最も気温が上がった場合、どれぐらいだと予想されているでしょう?


列指名。
またグラフを少しずつ見せていく。
グラフの急激な変化に、子どもたちから驚きの声が上がる。


発問 最大値は何度ですか?


6.4度である。

説明 最悪の場合、現在より6度以上も地球の気温が上がると考えられています。



 温暖化のしくみ


指示 画面の字を読みます。


「地球温暖化はどんなしくみで起こるの?」

説明 左側は、約200年前の地球です。(画面)


説明 太陽の光が地球に降り注ぎ、地球の表面を温めます。そして光は反射して宇宙に戻っていきます。ところが、大気中にふくまれている「あるもの」にはね返されて、また光が地表に戻ってきます。


発問 「あるもの」とは何ですか?


指名発表。

説明 「温室効果ガス」です。地球に届いた太陽の光は、地表と大気の間を行ったり来たりして、地球を温めながら、宇宙へはね返っていくのです。(画面)


発問 右側は現在の地球です。温室効果ガスはどうなっていますか?


指名発表。

説明 温室効果ガスが増えるとどうなるか。太陽から来た光が、地表を温めて宇宙へ帰ろうとしても、どんどん温室効果ガスにはね返されて地表に戻ってきてしまいます。光は何度も何度も大気と地表の間を往復することになります。(画面)


発問 こうなると、地球はどうなりますか?


指名発表。

説明 このように、温室効果ガスが増えると、地球が厚いセーターを着ているような状態になります。これが地球温暖化のしくみです。



指示 テキストで今日勉強したことをまとめなさい。



使用テキスト
「地球温暖化とCO2」テキスト000(基礎編)最新環境教育研究会発行(鈴木康一氏作成)

使用コンテンツをご希望の方は村上睦までメールにてご連絡下さい。


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村上睦CO2テキストを効果的に使う地球温暖化の授業(3)
最終更新時間:2009年09月09日 22時21分37秒

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