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『いま、地球になにがおこっているの？』という、環境問題を分かりやすく説明した絵本シリーズの６巻「きえた、ごみ」という本を読み聞かせする。
５年生でも、シーンとして食い入るように見ていた。
絵本の巻末に載っている解説のページを印刷して配付した。
家庭から出たごみは入れ物を大きくしながら移動していくだけで、消えるわけではない。
最終的な「入れ物」である埋め立て場はどんどん足りなくなってきている。
そういったことが分かりやすく説明されている。
解説には具体的な数字や事例が書かれている。
しばらく作業させて列指名。
題名から一文ずつ追い読み。
資料の前に書かれている説明（７行分）だけを読む。
ここでは資料の精読が目的ではないので、音読練習にはあまり時間をかけない。
リレー読みで１回通して読む。
見せに来たらすべて丸をつけ、黒板に書かせる。
黒板に書かせたものを発表させ、さらに聞く。
出てきた意見は基本的にすべて認め、黒板に書いていく。
などなど、黒板いっぱいに意見が出た。
持ってきた子のテーマをチェックする。
最初は「エコ」とか「リサイクル」など、単語で書いてくる子も多い。
と補足しながら、修正させていく。
などのテーマが決められていく。
合格をもらった子から休み時間にする。
１人５枚ずつ、付箋を配る。
１段落を一斉音読。
��
ごみとは何か？
（問題提起）
「どうしたらごみになるか」などの意見が出る。
ここでは、問答しながらテンポ良く進めていく。
��
わたしたちが不要とみなすことでごみになる。
（定義）
６段落は「江戸時代の修理・再生業」のこと。
７段落は「マラウイの子どもたち」のこと。
読み取りがメインの活動ではないので、簡単にやりとりしながらこちらで確定していく。
��
江戸時代の修理・再生業
マラウイの子どもたち
（具体例）
まとめの段落である。
全員にしっかり読んでもらいたいのでリレー読みをする。
��
（江戸時代・マラウイ）
自然に負担をかけずにくらす豊かさ。
��
（江戸時代・マラウイ）
自然に負担をかけずにくらす豊かさ。
↑（対比）
↓
（今の日本）
物を大切にする心が失われている。
「今、日本人は、１日に１人平均１キログラムのごみを出すといわれています。１年で３６０キログラム以上です。」
��
日本人は１日に１人平均１キログラムのごみを出す。
「数字が入っている」という意見が出る。
「その通り」とほめて、付箋に（数字）と書き加えさせる。
黒板は（子どものノートの付箋も）次のようになっている。
��
ごみとは何か？
（問題提起）
��
わたしたちが不要とみなすことでごみになる。
（定義）
��
江戸時代の修理・再生業
マラウイの子どもたち
（具体例）
��
（江戸時代・マラウイ）
自然に負担をかけずにくらす豊かさ。
↑（対比）
↓
（今の日本）
物を大切にする心が失われている。
��
日本人は１日に１人平均１キログラムのごみを出す。（数字）
ここで終了の時間になった。
まず教室で調べ方を説明する。
先に図書室に移動してしまうと、説明をちゃんと聞かずに作業を始めてしまう子がいる。
図書室に移動し、１人５〜１０枚ぐらいずつ付箋を配る。
図書室の資料だけではクラスの人数分に足りないので、市の図書館から借りてきた資料も貸し出す。
あとは巡視しながら、書き方が分からない子に「具体例」や「数字」の書き方を教えていく。
４時間目に引き続き、図書室での調べ学習。
どんなことを書けばいいのか分からない子が必ずいるので、手元の本を一緒に見ながら、「具体例」や「数字」が出ている所を探してやり、「ここに書いてあることを写すんだよ」と教えてやる。
１、２回、一緒に作業してあげると、やり方が分かって、あとは自分で作業できていた。
３時間目に教科書の資料を読み取って書いた５枚の付箋が、子どものノートに貼ってある。
「ごみとは何か？（問題提起）」である。
以下、簡単に問答しながら、黒板に貼り付けられる小黒板に書いていく。
��
ごみとは何か？
��
不要とみなすとごみになる。
��
江戸時代・マラウイ
��
江戸・マラウイと今の日本
��
１日に１人１キログラムのごみ。
「たとえば・・・」と、
を最初に持ってくる。��
江戸時代・マラウイ
子どもの意見は�い鉢イ吠�かれた。
��
江戸時代・マラウイ
��
江戸・マラウイと今の日本
ほとんどの子が�イ噺世Α�
また小黒板を動かす。
同様に、� ↓△僚腓覗箸瀘�てを決めていく。
��
江戸時代・マラウイ
��
江戸・マラウイと今の日本
��
１日に１人１キログラムのごみ。
��
ごみとは何か？
��
不要とみなすとごみになる。
しばらく作業の時間をとる。
できた子を指名して、小黒板を移動させる。
子どもからは、
��
１日に１人１キログラムのごみ。
��
江戸時代・マラウイ
��
江戸・マラウイと今の日本
��
ごみとは何か？
��
不要とみなすとごみになる。
というパターンや、
��
ごみとは何か？
��
江戸時代・マラウイ
��
１日に１人１キログラムのごみ。
��
江戸・マラウイと今の日本
��
不要とみなすとごみになる。
というパターンが出された。
「今の日本の具体例から入ると、身近な話題なので読者にも伝わりやすいですね」
「問題提起を最初にしておいて、答えを言わないまま具体例を出して、最後に答えを言うというサンドイッチ型もおもしろいですね」
などと簡単に解説していく。
班の形を元に戻す。
ノートの中で付箋を並び替える子や、全部の付箋をはがして１枚ずつ並べていく子など、いろいろであった。
もう順番が決まっている子も数名いた。
つまり、提示用のグラフや事例が書かれた付箋と、それを説明する言葉が書かれた付箋が１セットになる。
大量の質問に個別対応しているうちに、時間終了となった。
前時に引き続き、発表の下準備である。
要領が分かってきたのか、前時にくらべて質問に来る子は多くなかった。
ただ、「グラフ」の説明の仕方がバラバラだったので、途中で解説を入れた。
「事例」を書いている子には、その事例を分かりやすく図式化したものを考えたり、箇条書きや表にしたりするなど、「事例」から提示用の資料を作ることをアドバイスした。
つまり、
「グラフ」の場合→そのグラフの「説明」を書く
「事例」の場合→その事例を分かりやすく図式化・箇条書きにする
教科書には、発表用の資料を提示しながら説明している児童のイラストが載っている。
指導書に付属のＣＤを聞かせる。
発表用の資料にはどんなことを書くのか、黒板に簡単なレイアウトを書きながら説明していく。
４ッ切り画用紙を１人１枚、マジックは１班に１つ、配る。
色画用紙も用意しておき、自由に使って良いことを告げた。
残り時間いっぱい、資料づくりをさせた。
前時に引き続き、資料作成の時間。
予定では１時間だったが、２時間かかった。
女子の中には、グラフやイラストなどを色画用紙できれいに仕上げている子もいて、２時間かけても完成せず、休み時間も使ってやっていた。
作業中に多かった質問は、
ということであった。�〇�例を説明するための図やイラストをどう書けばいいのか分からない
�⊇颪�たい絵があるのだが、どう書けばいいのか分からない
�，蓮△修了�例に応じて個別にアドバイスしていった。「ノートまとめ」などの経験をもっと豊富にしていれば、自分で書ける子が多いのだと思う。
�△亡悗靴討蓮△海舛蕕燃┐鮟颪い討笋襪海箸�多かった。子どもにも書けるイラスト集のような本が教室にあると便利かもしれない。
原稿の「型」を板書して、ノートに書かせる。
私は、（ ）について調べました。
まず、この（グラフ・図・イラスト）を見てください。
（資料の説明）
私は、この資料を見て（ ）と思いました。
これらのことから、私は（ ）と思います。
私は、（ ）について調べました。
まず、この（グラフ・図・イラスト）を見てください。
（資料の説明）
私は、この資料を見て（ ）と思いました。
次に、この（グラフ・図・イラスト）を見てください。
（資料の説明）
私は、この資料を見て（ ）と思いました。
※以下、くり返し。
これらのことから、私は（ ）と思います。
発表の得意な子は、アレンジしても良いことを告げる。
以下、残り時間いっぱいと、もう１時間使って原稿作成。
早く持ってきた子から順番に、発表を聞く。
全部聞くと時間がかかるので、まず出だしの
私は、（ ）について調べました。
まず、この（グラフ・図・イラスト）を見てください。
（資料の説明）
私は、この資料を見て（ ）と思いました。
まで読ませる。
わかりにくい部分があればアドバイスする。
そして最後の、
これらのことから、私は（ ）と思います。
という部分も読ませる。
あいまいな意見を書いている子には、「もっと具体的に書きなさい」と指示する。
１時間で１０人ほどの練習を聞いた。
まだ原稿が完成していない子は宿題にした。
「声の大きさ」「はっきり言う」「下を向かない」などが出る。
板書する。
�‖腓�な声
�∀辰溝�さ
��はっきり
�せ兩�
�テ睛討里錣�りやすさ
「みんなの方を見る」などは「姿勢」に含めると説明した。
練習の順番を指示して、班の形にさせる。
班によって時間差が出てくるので、発表が長い子は「そこまで。次の人に移りなさい」と時間で区切って進めた。
同じ本を見て使って資料づくりをしている子がいるので、グループが重ならないように配慮する。
図を書いて、ポスターセッションの形式で発表することを説明する。
前回の学習を思い出させる。
�‖腓�な声
�∀辰溝�さ
��はっきり
�せ兩�
�テ睛討里錣�りやすさ
元気の良い男子から、次々に立って発表を始める。
しっかりできている子は１回で合格となる。
足りない所がある子は、「声が小さい」とか「姿勢が悪い」などと指摘して、合格するまでやり直しをさせる。
男子が全員終わったところで、間があいた。
結局、女子は１人が発表したところで時間切れとなった。
時間内にできなかった子は、休み時間に全員挑戦させ、合格にした。
図を書いて、教室の四隅を使って発表を行うことを説明した。
その後、グループと発表の順番を伝えた。
グループ分けは、同じような内容の子が重ならないように配慮して、教師が決めた。
発表用の資料と付箋を配り、準備ができたグループから開始させた。
発表会で２時間の予定だったが、４グループのうち３グループが時間内に全員終わった。
指名して読ませる。
教科書の例文を追い読みする。
読み終わったら板書する。
友だちの意見と自分の意見を対比する。
私は・・・・・・・・・について発表した。
（自分の発表の題名）
その内容と、○○さんの発表したこととは関係がある。
○○さんは、・・・・・・・・・・と発表した。
（友だちの発表の内容）
その発表を聞いて、私は・・・・・・・・・・・・。
（考えたこと・思ったこと）
１行ずつ板書しながら、書くことを説明して書かせていった。
前時の続き。
文章の後半を書かせる。
「発表メモ」が１人分しかないという児童が５〜６名いた。
そこで、「型」を２パターンを提示した。
（発表メモ２人目の書き方）
また、○○さんは、・・・・・・・・・・と発表した。
（友だちの発表の内容）
その発表を聞いて、私は・・・・・・・・・・・・。
（考えたこと・思ったこと）
（発表メモ１人の場合の書き方）
○○さんの発表を聞いて、私は・・・・・・・・・・・・・・・・。
（考えたこと・思ったことをくわしく）
最後に文章のまとめを書かせる。
●私は、ごみのりょうについて発表した。
その内容と、○○さんの発表したこととは関係がある。
○○さんは、１年間の、家庭からのごみの量は、東京ドーム約１３８ぱい分と発表した。
その発表を聞いて、わたしは、１年間に東京ドーム１３８ぱい分なんて、すごすぎだから、ごみをへらしていこうと思った。
また、△△さんの発表を聞いて、私は、ごみをもやしたあとのゴミから出るねつは、プールにも使えるから、とっても、すごくリサイクルになっているなあーというかんじがしました。
発表会を通して、私は、ゴミをリサイクルしたり、ゴミをもやしたねつを有効利用して、プールに使うなど、いろいろなリサイクルや、ゴミのへらし方のやりとりを学んだ。
私は、さいしょ、ゴミのいちばん多いのは日本だと思っていたが、日本はグラフでみると、日本はいちばんすくなかった。だからうれしかったが、でも、日本はグラフの中のいちばん少ない国というだけで、ほかに、まだごみのりょうが少ない国があるかもしれないから、もっとゴミをへらそうとおもった。
このごみのりようについていろいろなことや、ゴミのへらし方などがわかって、とってもよかった。また、ごみのことについて調べたいです。
●私は、生産量と焼却量の問題について発表した。
その内容と□□さんの発表したこととは関係がある。
□□さんは、家から出るごみの割合のことを発表した。
その発表を聞いて、私は、家庭やお店からでるごみのりょうをしらべて、□□さんは、それの割合をしらべたから、ごみのでる数とにているから□□さんのにしました。
その発表を聞いて、私は、ごみのことで、くわしくわかりました。だからあまりゴミをだしたくありません。
発表会を通して、私は、ゴミという物は、かんたんにだしちゃいけないということを学んだ。
××さんは、生ごみがでんきになることについて発表した。
その発表をきいて、私は初めて知って、びっくりしました。××さんは、すごい物をしらべたなあーと思いました。
いくらごみでも、なにかに必要になっていくことがすごいと思いました。
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