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村上睦/子どもと面談する時のコツ


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TOSSランド No.7867353

子どもと面談する時のコツ


TOSS福井 村上睦

概要
生徒・児童との個人面談。「何を話せばいいのか?」「子どもからは、なかなか話してくれないし…」そんな時に役立つ小技。(TOSS福井推薦)


学期に1回程度、生徒(児童)との個人面談が設けられている学校は多いだろう。
しかし、私自身、面談は得意ではない。
自分がしゃべるとお説教じみてしまったり、教訓めいたことばかり言ってしまったり…。
かといって、「最近どうだ?」「何か相談したいことはないか?」と聞いても、子どもはそう簡単には自分のことを話してくれない。
何かいい方法はないだろうか?…と考えていたら、ふと思いついた。

方法はいたってシンプル。

今の自分に点数をつけるとしたら、何点ぐらい?

子どもは「うーん」と考え、「50点」とか「70点ぐらい」などと答える。

それはどうして?

こう聞くと、「友達関係はうまくいってるから」とか「勉強がイマイチ思うようにいかないから」などと、今の自分について思っていることを話してくれる。
特に気がかりな子に対しては、

あと○点分(100点に足りない分)は何をがんばればいいと思う?

こう聞くと子どもは、「忘れ物をしないように気をつける」などと、自分の言葉で我が身を反省する。教師が「○○に気をつけてがんばろう」と押しつけなくても、自分で言ってくれるのである。

不思議なもので、「自分に点数をつける」ことで、自分を客観視できるのかもしれない。
向山氏は

子どもを理解することの根本は、「子どもが自分のことをどう思っているか」ということを理解することである。(『続・授業の腕をあげる法則』)

と言う。
子どもの自己評価を知ることは、その第一歩となる。

村上睦子どもと面談する時のコツ
最終更新時間:2011年11月24日 22時37分09秒

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