受け取った卒業証書を、ピラピラと動かしながら運ぶ子がいる。「もっと大事に持ちなさい」と言ってもあまり効果はない。そこで次の指示が有効である。
これで、子どもは証書を水平に揺らさないように持ち、歩き方まで丁寧になる。
降壇した児童は、証書台に自分の証書を置いてから自席へ戻る。その時、ポイッと投げるように台に置いてしまう子がいる。そこで次の指示が有効である。
これで、置く動作がゆっくり、ていねいになる。
立ち止まる、(証書をもらう時)手を出す・手を下ろす、横を向くなど、1つ1つの動作が流れてしまい、キチッとできない子がいる。そんな時は、数を数えさせる指導が有効である。
つまり、証書を受け取る動作なら、
(1)左手を出す
(2)右手を出す
(3)頭上に掲げる
(4)横に移動する
と細分化し、ゆっくり「1、2、3、4」と数えさせるのである。
「礼」の時に数える指導はどこでもやっていると思われるが、「数を数える」という指示は様々な場面に応用できる。
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