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村上睦/杉みき子「にじの見える橋」で起承転結を教える


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杉みき子「にじの見える橋」で起承転結を教える


TOSS福井 村上睦

概要
光村国語中学1年。杉みき子「にじの見える橋」で物語の構成、起承転結、クライマックスを教える。(TOSS福井推薦)


 音読

追い読み、交替読み、リレー読みなどで何度も読ませる。




 音読


 語句調べ

意味の難しい言葉をノートに書きなさい。意味を聞かれたらうまく説明できない言葉です。全部書いたら辞書で調べていきなさい。

調べた意味をノートに書くかどうかは自分で考えなさい。書かなくても大丈夫だと思ったら、書かなくてもいいです。あとでテスト勉強などに役立つと思えば、書いておきなさい。



 変化を問う

P27L9「足踏み」を囲みなさい。

P30L7「足踏み」を囲みなさい。

2つの「足踏み」をしている少年の気持ちは同じですか、ちがいますか。

全員、違うという。

どうちがうのか、ノートに書きなさい。

書いたら発表。

  • 前半はイライラしているが、後半はうれしい気持ち。
  • 前半はマイナスの気持ち、後半はプラスの気持ち。




 音読

高速読みをします。最高のスピードで読みなさい。終わったら初めからもう一度読んでおきます。


 起承転結

この物語を4つの場面に分けます。1場面は最初の「雨がやんだ。」からです。2場面はどこからになるでしょうか。

教科書に線を引いて持ってこさせる。
正解なら○をつける。不正解なら「おしい」「残念」などと言って返す。
同様に3場面、4場面の始まりを扱う。

1場面 P26L1「雨がやんだ。」〜L27L9「…小さく足踏みした。」
2場面 P27L10「さっきから後ろで…」〜P28L2「…ほんの一部分だ。」
3場面 P28L3「少年は、自分でも…」〜P29L12「…感じた。」
4場面 P29L13「『おうい、…」〜P30L7「…足踏みしながら待った。」

この4つの場面を、それぞれ漢字一字で表すことができます。「起承転結」といいます。

起は物語の始まり、承は物語が少し進む、転でがらりと展開が変わる、結が物語の終わり。物語はたいてい起承転結になっています。新聞の4コマ漫画もそうです。

ノートに起承転結と書かせる。





 音読


 クライマックス

「転」の場面の中でも、主人公の少年が最も大きく変化したのはどこですか。

教科書に線を引いて見せに来る。

  • 少年は、自分でも思いがけない衝動に駆られて、辺りを見回した。
  • いつもは、階段の上り下りをめんどうがって、ついぞ利用したことのない歩道橋だったが。
  • 少年は、大きく息を吸った。
  • この前、にじを見たのはいつだったろう。
  • もしかしたら自分は今、生まれて初めてにじを見たのではないかと、少年は思った。
  • 少年はふと、初めて、自分のことを恵まれたものに感じた。

理由と共に発表。




 意見の整理

前回出た意見の中で、おかしいと思うものを1つ選んで反論を書きなさい。

書けたら発表。
反論が集中する意見を、その意見を言った本人に確認しながら消していく。
最終的に2つに絞る。

  • 少年は、自分でも思いがけない衝動に駆られて、辺りを見回した。
  • 少年はふと、初めて、自分のことを恵まれたものに感じた。

 討論

どちらか立場を決めて意見を書きなさい。

書けたら討論。

今日の話し合いで考えたこと、思ったことなどをノートに書いておきなさい。





 まとめ

この作品の構成についてまとめの作文を書きます。黒板に書くとおりに写していきなさい。クライマックスについては、自分の考えをまとめて書きなさい。

型を示して書かせる。

 生徒作文

村上睦杉みき子「にじの見える橋」で起承転結を教える
最終更新時間:2012年04月30日 00時40分36秒

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