主人公の祖母が墓の前で「えんびフライ」とつぶやく場面を、数回音読する。
祖父は分からない。母親はなかったと考えられる。
うまいと思っていると考えられる。
見本を板書する。
祖母は念仏の合間に「えんびフライ」とつぶやいた。これは、えびフライを食べたことを、亡くなった祖父と母親に報告していると考えられる。祖父は分からないが、母親はおそらく「あんなにうまいものは一度も食わずに死んだ」(P86・L8)と思われる。祖母は昨晩、えびフライのしっぽまで食べようとした(P84)ぐらい、えびフライのうまさを味わっている。自分だけそんなにうまいものを食べて……(板書ここまで)
すべてを一気に板書せず、生徒の様子を見ながら書いていく。
この時は、最初の二文だけ書いて、あとは考えさせようとしたが、書けない生徒が多かったので、続きを板書した。
「……」の続きは自分で考えて書くように指示し、書けた生徒からノートチェックをした。
最後に、自分で考えて詳しく書けている生徒を数名立たせて発表させてほめた。
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