トップ プレゼンテーション 検索 PDF RSS ログイン

村上睦/「小数のわり算」の導入は百玉そろばんで(2)


TOSSランド>教師ランド>教科>算数>小学校>小5
TOSSランド No.未登録

「小数のわり算」の導入は百玉そろばんで(2)


TOSS福井 村上睦

概要
5年生「小数のわり算」の導入で百玉そろばんを使うと、小数を整数で割る計算が視覚的に理解でき、子どもにもわかりやすい。


 「順唱」0.1から2まで


前時と同様に1個0.1の順唱を練習する。

 「順唱」0.01から0.2まで


「レベルアップするよ。できるかな?」
教師「1個0.01!」子ども「1個0.01!」
「0.01、0.02、0.03・・・」
ゆっくり数えていく。
「0.08、0.09・・・(間をあける)0.1!」
「そう! よく分かった! すごいなあ!」大げさにほめる。

「もう1回。1個0.01!」
同様に、今度は0.2まで数える。

「逆唱」も入れながら、何度か練習する。


 2÷4の計算



問題 2mのリボンを同じ長さに切って4人で分けます。1人分の長さは何mになりますか。


教師が範読して、子どもに読ませる。

式を教科書に書き入れなさい。


「式はどうなりますか?」「2÷4です」「その通り!」

「計算の仕方を考えます」
ここで百玉そろばんを出す。

「1個1です。はい」
「1、2」止める。

○○○○○○○○−−−−−−−−−−●●

「これを4人で分けます・・・無理ですね。どうすればいいですか?」
子ども「1個0.1で考える!」
何度もやっているので、「1個0.1」という考え方が自然に出てくる。

「1個0.1です。はい」
「0.1、0.2・・・2」まで数える。

−−−−−−−−−−●●●●●●●●●●
−−−−−−−−−−●●●●●●●●●●

「これを4人で分けます」

●●●●●−−−−−−−−−−●●●●●
●●●●●−−−−−−−−−−●●●●●

「1個0.1です。1人分(●●●●●)はいくつですか?」
「0.5です」「その通り!」

教科書に式と答えを書きなさい。


2……………………0.1が20こ
2÷4………………0.1が(20÷4)こ
    2÷4=□

「答えは何ですか?」「0.5です」「そう! 賢いなあ!」
低位の子でもできるので、たくさんほめられる。

前時と同様に教科書の式をノートに写す。


 0.2÷5の計算


0.2÷5を計算してみましょう。


「1個0.1です。はい」
「0.1、0.2」

○○○○○○○○−−−−−−−−−−●●

「これを5人で分けます・・・無理ですね。どうすればいいですか?」
「1個0.01で考える!」
教科書通りの考え方が自然に出てくる。

「1個0.01です。はい」
「0.01、0.02・・・2!」

−−−−−−−−−−●●●●●●●●●●
−−−−−−−−−−●●●●●●●●●●

「これを5人で分けます」

−−●●−−●●−−●●−−●●−−●●
−−●●−−●●−−●●−−●●−−●●

「1個0.01です。1人分はいくつですか?」●4個のかたまりを示す。
「0.04です」「そう! すごいなあ! 教えてないのに分かっちゃった!」

教科書に式と答えを書きなさい。


0.2……………………0.01が□こ
0.2÷5………………0.01が(□÷□)こ
    0.2÷5=□

指名して式と答えを発表させる。
教科書通りにノートに写させる。
その後、練習問題をやる。


考察
教科書の導入部分では線分図を使って説明しているが、代わりに百玉そろばんを使って「1個0.1」「1個0.01」という数え方を練習することによって、「より細かく分けて割る」という考え方を、線分図より自然に身につけさせることができたと考える。
村上睦「小数のわり算」の導入は百玉そろばんで(2)
最終更新時間:2009年06月28日 08時52分10秒

[通知用URL]

TOSSランドTOSS福井ネットワーク

※このサイト及びすべての登録コンテンツは著作権フリーではありません