TOSSランド>教師ランド>国語>小学校>小３>物語指導
小３国語「海をかっとばせ」（光村図書）では次の２つのことを学習した。
�‐賁未瓦箸亮膺邑�の行動や気持ちをまとめる
�⊃擁�と自分を比べながら読む
場面ごとの主人公の行動や気持ちをまとめるために、向山型要約指導と教材文の書き抜きが有効だった。
クラス全員が主人公の行動をまとめ、人物像を読み取ることができた。
（TOSS福井推薦）
毎時間，漢字スキルを授業はじめに行う。
第１時 音読 追い読み 交代読み
第２時 場面分け 交代読み
第３時 主役と対役 『桃太郎』の要約指導 場面の要約
第４時 場面の要約
第５時 場面の要約
第６時 「ワタル」の人物像を考える
第７時 「ワタル」が自分と似ているところと違うところを考える
「波の子どもと出会ったら」を考える
１．追い読み 先生が読んだ文を、そのまま児童が読む。
「追い読みをします。先生が読んだ後、先生が読んだ文を読みなさい。」
２．交代読み 一文ごとに交代しながら読む。
�＼萓権�児童
「先生が文を読んだら、次の文を読みなさい。」
�∋�童→先生
「今度はみんなが先、先生が後です。」
�Ｃ忙劬�女子
「男子が先に読みます。次に女子。」
�そ�子→男子
「女子が先です。」
１．場面分け
教科書P77の場面表を見て、教科書に、場面ごとに番号を書きこむ。
「教科書77ページを開けなさい。下に表があります。指で押さえなさい。」
「１の場面は64ページの１行目から何行目までですか。」
（「８行目までです。」）
「64ページを開きなさい。」
「1行目を指で押さえなさい。」
「１字下がりに、四角の１ と書きなさい。」
「２の場面、３の場面、４の場面、５の場面も、
はじめの１字下がりに四角と番号を書きなさい。」
「２の場面はどこから始まりますか。指で押さえなさい。
書いてあるか、お隣りと確認。」
「３の場面、４の場面、５の場面も書いてありますか。お隣りと確認。」
２．場面ごとの交代読み
�｜忙劬�女子
「場面ごとに、交代読みをします。男子からです。」
�⊇�子→男子
「今度は、女子からです。」
１．主役と対役を確定する。
「『海をかっとばせ』の主役は、だれですか。」（「ワタルです。」）
「対役（主役の気持ちや行動に大きく作用した人物）は、だれですか。」
（「男の子です。」「波の子どもです。」）
２．桃太郎の要約指導 （※２回目の指導だったので、簡単に進めた。）
「『かんたんにまとめる』勉強をします。
桃太郎の主役は“桃太郎”です。
桃太郎のお話を“桃太郎”を最後にして、20字以内でまとめなさい。
書けたら、持ってきなさい。」
持ってきた児童に板書させた。８名。
個別評定をしていった。
（「犬、猿、きじを連れて鬼退治をした桃太郎。」）
※ 参考文献
TOSSランド 「桃太郎」による要約指導中原勇治氏
「桃太郎の要約指導]は、「向山型要約指導」の基本となる実践です。
３.場面の要約
「『海をかっとばせ』の１の場面を簡単にまとめなさい。
主役“ワタル”が最後になるようにしなさい。
書けたら持ってきなさい。」
持ってきた児童に板書させた。８名。
個別評定をしていった。
（「ひみつのとっくんをすることにきめ、走るワタル」）
１．２の場面の要約
「２の場面を簡単にまとめなさい。
書けたら持ってきなさい。」
持ってきた児童に板書させた。８名。
個別評定をしていった。
（「だれもいないはまべですぶりをして、しりもちをついたワタル」）
２．３の場面の要約
「３の場面を簡単にまとめなさい。
書けたら持ってきなさい。」
持ってきた児童に板書させた。８名。
個別評定をしていった。
（「男の子に練習を手つだってもらうことにしたワタル」）
１．４の場面の要約
「４の場面を簡単にまとめなさい。
書けたら持ってきなさい。」
持ってきた児童に板書させた。８名。
個別評定をしていった。
（「男の子に手つだってもらってホームランを打ったワタル」）
２．５の場面の要約
「５の場面を簡単にまとめなさい。
書けたら持ってきなさい。」
持ってきた児童に板書させた。８名。
個別評定をしていった。
（「波の子どもと練習の約束をしたワタル」）
１．１の場面で「ワタルは」で始まる文を書きぬく。
「場面ごとに、“ワタルは”で始まる文を書きぬきます。
１の場面の“ワタルは”で始まる文はどれですか。」
（ワタルは、ひみつのとっくんをすることにきめた。
ワタルは、バットをつかんでうちをとび出した。）
教師が板書した。
２．２の場面、３の場面、４の場面、５の場面で「ワタルは」で始まる文を書きぬく。
「２の場面、３の場面、４の場面、５の場面で
“ワタルは”で始まる文を書きぬきなさい。」
（２の場面
ワタルは、すなはまにかけ下りた。
ワタルは、ぺたんとしりもちをついた。
ワタルは、しりもちをついたまま、大あわてで後ずさりした。）
（３の場面
ワタルはきいた。）
（４の場面
ワタルは、あわててバットをふった。
ワタルは、しっかりとむねをはり、ダイヤモンドを一周する。
ワタルは、もうむちゅうだった。
ワタルは、本物のバッターボックスに立っている気分になっていた。）
（５の場面
ワタルは、目をぱちぱちさせた。
ワタルは、海に向かってどなった。
ワタルは、すなはまをもどりはじめた。
ワタルは、海をふりかえった。）
３．ワタルの人物像を考える。
「ワタルはどんな人物だと思いますか。“ワタルは”に続けて書きなさい。」
（「ワタルはがんばりやさん。」）
１．「ワタル」が自分と似ているところを考える。
「教科書78ページを開けなさい。」
「めがねの男の子を指で押さえなさい。」
「“ぼくは「ワタル」とにているところがあります。
それは〜〜〜というところです。この〜〜〜を書きなさい。
女の子は“わたしは”に代えなさい。」
「書けたら、持ってきなさい。」
書けた児童に板書させ、個別評定した。
（それは、野球がすきだというところです。）
（それは、がんばりやだというところです。）
２．「ワタル」が自分とちがうところを考える。
「おさげの女の子を指で押さえなさい。」
「“「ワタル」は、わたしとはちがうなと思いました。
それは〜〜〜というところです。この〜〜〜を書きなさい。
男の子は“ぼくは”に代えなさい。」
「書けたら、持ってきなさい。」
書けた児童に板書させ、個別評定した。
（それは、ワタルはこんじょうがある、というところです。）
（それは、ワタルはあきらめない、というところです。）
３．「波の子どもと出会ったら」を考える。
「もし、ぼくが波の子どもに出会ったら、〜〜〜を思います。
それは、〜〜〜だからです。〜〜〜を書きなさい。」
「書けたら、持ってきなさい。」
書けた児童に板書させ、個別評定した。
（もし、ぼくが波の子どもに出会ったら、
ぼくも野球の練習をてつだってもらう と思います。
それは、ぼくも野球がうまくなりたいからです。）
Copyright (C) 2007 TOSS-JHS. All Rights Reserved.
TOSS（登録商標第4324345号）、TOSSランド（登録商標5027143号）
このサイト及びすべての登録コンテンツは著作権フリーではありません。
[通知用URL]